もし文豪の作品を楽曲化したら?

2013年04月26日 00:00
モー娘。はまた新メンバーを募集するらしい。
テツアンドトモが「必要ない! 必要ない! モーニング娘。に新メンバー!」と歌っていたのが懐かしい。
世間からは10年前、既にそう思われていたのに、どんどんメンバーが変わっていく。
そして、いつの間にか、全盛期のメンバーは全員卒業していた。
現メンバーは、かろうじて古株のふたりを知っているくらいで、後はどこの中学生かわからないような子ばかりだ。
「にっぽんのみらいはwow~wow~wow~wow~!せかいがうらやむyeah~yeah~yeah~yeah~!」
今のメンバーが歌っても、カバー曲みたいなものだからね。
メンバーが変わるのはいいとしても、全員が変わってしまったらダメだね。
 
 
アイドルや声優が文豪の作品を朗読しているCDは結構見かける。
でも、それをインスパイアした楽曲は少ないような気がする。
宇多田ヒカルさんが、遠藤周作の作品に影響されて『DEEP RIVER』という楽曲を作ったのは有名だ。
あんな感じで、文豪の楽曲を楽曲化したらどんな感じだろうか。
 
夏目漱石の『こころ』は山口百恵さん風だろう。ちょっと古いアイドルで、しっくり聴かせて欲しい。
泉鏡花の『婦系図』と、谷崎潤一郎の『痴人の愛』、『細雪』はAKB48風で。
前者は実際にAKBのメンバーが舞台化しているし、後者もAKBのメンバーのイメージに合っているような気がする。
AKBに自分の作品を楽曲化されたら、天国の谷崎さんは特に喜びそうな気がする。
芥川龍之介の『羅生門』はB'z風に。やっぱり芥川作品はB'zの楽曲が一番似合う。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は『銀河鉄道999』風で、
川端康成の『伊豆の踊子』は石川さゆりさん風、
太宰治の『走れメロス』はL'Arc~en~ciel風で、『人間失格』はエヴァンゲリオン風。
萩原朔太郎の作品は、『月に吠える』に収録されている詩の中からいくつかを組み合わせて、ヴォーカロイドの歌い手が歌って欲しいなぁ。