五年ぶりのジャンプ

2013年08月13日 21:08

朝のうちは家のことで忙しく。

昼からは外で作業をしようと思ったが、なかなか作業をする場所がなく、うろうろしている途中、『週刊少年ジャンプ』を立ち読みした。

少女漫画は全般的に中学校とともに、『マガジン』は高校とともに、それぞれ卒業してしまったが、『ジャンプ』だけは23歳まで買っていた。

現在連載されているいくつかの作品で、同人活動をやっていたこともある。

それくらい長くまで買っていたのに、何故買わなくなったのか。

『ワンピース』のアラバスタ編と空島編が面白くなく、『NARUTO』と『BLEACH』も徐々につまらなくなり、自然と読まなくなってしまった。

(『ワンピース』は61巻が出た頃からまた読み始め、既刊も慌てて全部読んだが)

それにしても、知っている作品と、知らない作品の差があるな。

読んだことがある作品→『こち亀』、『ワンピース』、『NARUTO』、『BLEACH』、『銀魂』、『トリコ』

(いずれも5年以上前から続いている長寿作品)

読んだことがない作品→それ以外全部!

(いずれもつい最近始まったようなものばかり)

なんか、連載が長期化してしまうものと、長くても2年以内で終わるものとの差がついているような気がする。

『NARUTO』も『BLEACH』もアニメ化はされたけれど、人気も一部だけだったし、5年前の時点で、いつ打ち切られてもおかしくなかったのに。

いつの間にか、『ドラゴンボール』や『北斗の拳』、『キン肉マン』といった、社会現象を起こした作品の巻数を上回っている。

本当は打ち切りにしたいのだけれど、そうすると柱を失ってしまう、そんな姿勢が最近のジャンプからは見えてくる。

ジャンプだけではない。

音楽でも、未だにSMAPやB'zやミスチルがトップにいて、メンバーが40代になっても、人気に陰りが出てきても、結局はそこに頼りきってしまう。

AKBでも、若手や妹分ユニットが台頭しつつあるものの、結局はいつもの7人ばかりが出て、ほぼ全員が20代であるにもかかわらず、未だに女子高生の制服のような衣装を着ている。

厳しいようだけれど、どの世界でも、若手に実力がなく、本当は世代交代をしたいのだけれど、出来ずにいるのが現状なのだろう。

 

『食戟のソーマ』という作品の作者が、ジャンプ全作品のヒロインのポスターを描いていたが、あれは酷いと思った。

かろうじて『BLEACH』の織姫は髪型やピンでわかったが、あとは誰ひとり似ていない。みんな美化しすぎ!

似ていない妄想上のキャラを描くのはコミケ向けの同人グッズでやれ。

それか、てめー名義の単行本でやれ。あれをよしとしているのだから、ジャンプも地に堕ちたな。

そもそも、この作品は好きにはなれない。

今週のジャンプと単行本をぱらぱら読みしただけなので、あまり偉そうには言えないが、

細く華奢な、女性が描いたような線画で、女の子は全員美少女かつ巨乳だし、やけにラブコメ・お色気要素が多い。

まず、そんな萌え系の作品がきらいだ。マガジンなら読者層が高く、元々がお色気ものばかりなので、別にいいのだが、ジャンプって幼稚園児や小学生でも読んでるんだぞ! それにオトナ向けの要素を持ち込むなよ!

それと、料理研究家の森崎有紀さんが監修であるところも気に入らない。

元々この森崎さん自体を好きではない。

ルックスのよさをいいことに、水着姿を披露したり、コスプレしたり、歌ったり、ピアノを弾いたり……、

確かに何でも出来る人だが、逆を言うと何でもに手を出す実業家のようなところがきらいだ。

加えて漫画の監修である。こんな人がタイアップについていて、あたかもジャンプの看板作品のように扱われているところが許せないのである。

誰かの親・きょうだい・配偶者だったら、親族の力で大きく取り上げてもらえるように。

エイベックスやオスカーの上層部に気に入られたら、事務所を上げてプッシュしてもらえるように。

それでも、現段階で3巻までしか出ていないのに既に105万部も売れていたり、他の長期連載している作家を差し置いて、全作品のヒロインのポスターを描いていると言うことは、よほど人気があるのだろう。

正直を言えば、打ち切られることを望んでいる。Twitterにも書いたが、もうこんな漫画ばかりが増えるのはお腹いっぱいだ。

……ファンの方、すみません。本当は面白い作品なのかも知れないし、きらいなら読まなければいいだけの話なのだが、どうしても許せなかったのです。