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様々なカフカ

2013年04月07日 00:00
この前、カフカの『変身』を色んな人の文体で書いているサイトを見かけた。
そのサイトには、夏目漱石、太宰治、坂口安吾、武者小路実篤などと言った昭和期までの文豪だったり、椎名林檎やスチャダラパーと言ったアーティストだったり、
ドラゴンボールやドラクエ、ファミ通などといったアニメやゲームだったり、とにかく多彩なジャンルで『変身』を模写していて凄かった。
いろんな人の『変身』を書いてみる。
 
【見本】
 ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。彼は鎧のように堅い背を下にして、あおむけに横たわっていた。頭を少し持ち上げると、アーチのようにふくらんだ褐色の腹が見える。腹の上には横に幾本かの筋が付いていて、筋の部分はくぼんでいる。腹の膨らんでいるところにかかっている布団はいまにもずり落ちそうになっていた。たくさんの足が彼の目の前に頼りなげにぴくぴく動いていた。胴体の大きさに比べて、足はひどくか細かった。
「これはいったいどうしたことだ」と彼は思った。夢ではない。見渡す周囲は、小さすぎるとは言え、とにかく人間が住む普通の部屋、自分のいつもの部屋である。四方の壁も見慣れたいつもの壁である。テーブルの上には、布地のサンプルが紐を解いたまま雑然と散らばっている。――ザムザは外交販売員であった。――テーブルの上方の壁には絵がかかっている。ついこのあいだ、絵入り雑誌にあったのを切り取って、こぎれいな金箔の額にかけておいた絵だ。毛皮の襟巻きを巻いた婦人がひとり、きちんと椅子にかけて、大きな毛皮のマフの中にすっぽりさしいれた両腕を前に差し出している絵である。
 それからグレーゴルは窓の外を見た。陰気な天気は気持ちをひどくめいらせた。――窓の下のブリキ板を打つ雨の音が聞こえる。――「もう少々眠って、こういう途方もないことをすべて忘れてしまったらどうだろうか」と考えてみたが、しかしそれはぜんぜん実行不可能だった。なぜかというと、グレーゴルには右を下にして寝る習慣があったが、現在のような身体の状態ではそれは出来ない相談であった。どんなに一生懸命になって右を下にしようとしても、そのたびごとにぐらりぐらりと身体が揺れて結局もとのあおむけの姿勢に戻ってしまう。百回もそうしようと試みただろうか。そのあいだも目はつぶったままであった。目を開けていると、もぞもぞ動いているたくさんの足がいやでも見えてしまうからだ。しかしそのうちに脇腹のあたりに、これまで経験したことのないような軽い鈍痛を感じはじめた。そこでしかたなく右を下にして寝ようという努力を中止した。
(高橋義孝訳・新潮文庫版より)
 
 
 
有名人で『変身』。
時代も職業も国籍も超えた、有り得ないコラボ。
 
浜崎あゆみさん
みんな~、ザムザだよ~!
毒虫になっちゃったよ~!
 
 
ダンディ坂野さん
ゲッツ!
ザムザ~、この前~、朝起きてみたら毒虫になってたの~!
ショック!
 
 
サンドウィッチマンさん
富澤「そんなザムザさんに質問です。あなたは毒なにになったんでしょう?」
伊達「毒虫に決まってるだろ。何に見えるんだよ!」
富澤「さあ……」
 
 
前田敦子さん
毒虫のことは嫌いでも、グレーゴルのことは嫌いにならないで下さい!
 
 
 
芥川龍之介さん
 或日の朝の事である。外交販売員のグレエゴル・ザムザが眼をさまして見ると、寐床の中で一疋の巨大な毒虫に変わつてゐる事に気が付いた。これは夢などではない。若し又誰か信じない者があるとすれば、プラハ郊外のザムザ家を尋ねて見るが善い。グレエゴルは、憂鬱な笑みを浮かべながら、部屋の中に閉じ籠つてゐるであらう。兎に角、グレエゴルの姿が毒虫に変わつていたと云う事は事実である。
 グレエゴルの見渡す周囲には、人間が住む普通の部屋が広がつてゐた。のみならず、何時も見慣れてゐる筈の自分の部屋であつた。テエブルの上には、布地のサンプルが紐を解いたまま、雑然と散らばつてゐた。それからテエブルの上方の壁には、二三日前、絵入り雑誌から切り取つたばかりの、毛皮の襟巻を巻いた婦人の絵が掲げられてゐた。
――これは一体どうしたことだ!
 グレエゴルは自分の身体を覗きこんだ。仰向けに横たわつてゐる背は鎧のやうに堅く、褐色の腹はアアチのやうに膨らみ、幾本かの窪んだ筋が付いてゐた。それから、ひどくか細い無数の足が、彼の胴体から蠢いてゐる。これらの特徴を一々、数え立てていれば、際限はない。それ程、グレエゴルの外貌は、非凡に、醜く出来上がつてゐたのである。この男が、何時、だうして、このやうな姿になつたのか、それは誰も知つてゐない。
 グレエゴルはぼんやり、窓の外を眺めてゐた。窓の下のブリキ板を打つ雨音は、彼自身をひどく不快にした。とりとめもない考えをたどりながら、先刻から降り続いてゐる雨の音を、聞くともなく聞いてゐたのである。
――もう少々眠つて、かう云ふ途方もない事をすべて忘れてしまおう!
 グレエゴルは、ようやく考えを逢着させた。しかし、それらの考えは、到底不可能な事であつた。グレエゴルには、右を下にして寐る習慣があつたのである。しかし現在のやうな身体の状態ではそれは出来ない。何度右を下にしやうとした所で、結局身体が揺れて、元の仰向けの姿勢に戻つてしまうばかりである。彼は眼を開かなかつた。何故なら、胴体から伸びる無数の足が蠢いてゐるのが、いやでも見えてしまうからである。
やがて、生まれて以来感じた事のない軽い鈍痛がグレエゴルを襲い始めた。そこで仕方なく右を下にして寐やうと云ふ努力を諦めた。
 
 
……そのサイトに便乗してしまいました。
まだまだ色んな意味で力不足を感じますね。

矢部さん結婚か……

2013年04月06日 00:00
ナイナイの矢部さんがついに結婚したなぁ。
青木裕子さんと付き合っている期間が長かったので、多分続くような気がするけど。
でも、芸人さんは浮気する確率、離婚する確率が特に高いから、実際はどうなんだろうな。
岡村さんの結婚願望が半端なく強いらしいけど、岡村さんは50歳過ぎて、20歳ぐらいの若い子と結婚するような気がするな。
最近、娘くらい(いや、下手したら孫?)年の離れた女の子と結婚する芸人さんが増えているし、元々若い子が好きだし。
『ロリ婚』と言われそうな気がする。

片付けられない!

2013年04月01日 00:00
どうも、『あきつマイカ』です。
改名しました。
本日より、すべてのページでひらがなの『あきつ』になります。
今後も、『あきつマイカ』をよろしくお願いします。
 
今日から新学期。
本当に早いな。今年で小学二十○年生になりました(笑)
 
今部屋を片付けている。昔のお笑いの雑誌などをすべてリサイクルショップに売ることにした。
10円でもいいから、とにかく金にしなければならない。
リサイクルショップに売ることを考えながら、こんな過去があったのを思い出した。
今から四年程前、ちょうどリーマンショックで仕事がない時代のことである。
仕事も無く、あっても不採用続き、金銭的に余裕が無くなり、食べるにも食べられない時期があった。
とにかく、明日生きるためのお金が、五百円でも千円でも必要で、何とかして工面しなければならない。
そのためにはどうしようか、アルバイトだって簡単に見つからない。
そんなとき、着ない衣類が沢山あることに気が付いて、それらを全部売ってしまおうとした。
勿論、衣類は全部洗濯して、綺麗に畳んで袋に入れてから売りに行った。
そして査定してもらう。自分の番号が呼ばれ、カウンターに行くと、自分が売ったはずの衣類が入っている袋が、そっくりそのままの状態で残っているのである。
当然、査定額は0円だ。この結果に納得がいかなかった。
その理由を店員さんに尋ねる。すると、思わぬ答えが返ってきたのである。
「この中に女性モノの下着が入っていましたので。下着は買取できませんのでご了承下さい」
女性モノの下着?
そんなものを入れた覚えは無い。大きな袋を返され、泣く泣く帰宅した。
改めて確認する。すると、中から、見覚えのない、ベージュ色の大きなショーツが出てきたのである。
勿論自分のものではないし、自分の年齢とはあまりにも不釣合いなものだ。
母のものかと思って尋ねてみるが、母のものとしてもサイズが大きすぎる。
誰かが泊まりに来た形跡もないし、当時の友人も大体プラスマイナス5歳くらいだったので、このような下着をつける人は思い浮かばない。
何かの間違いだと思い、そのショーツを捨て、改めて売りに行った。
今度こそは買い取ってもらえたが、あのショーツは一体誰のものだったのだろう。
 
 
今日は『ネプリーグ』を観ながら作業していたが、あまり捗らなかった。
『龍之介曼陀羅』もだが、自分のサイトをまず片付けないといけない。
頭の中も、パソコンの中も、リアルな部屋の中も、ぐちゃぐちゃ。片付けなければならないのはわかっている。でも、片付け方に悩む。
FC2ブログの改造、ジオシティーズ、ジオシティーズブログの改造、と3パターンを考え、それぞれ並行して作っているけれども、いずれも上手くいかない。
どうやったら片付けられるだろうか。
元々片付けが苦手な人間なので、悩むばかりである。

何が心の支えなのか

2013年03月31日 00:00
前略プロフィールで、『芥川龍之介』『萩原朔太郎』を検索したら、結構ヴィジュアル系好きな人が多かった。
ヴィジュアル系でなければ、バンプ、マキシマムザホルモン、椎名林檎など。いずれにせよ万人受けしないロックを好んでいる人が多かった。
やはり、文豪とロックは通じるものがあるのだろう。
芥川龍之介は、B'zやミスチルと言った売れ線のロックが似合う。良くも悪くも常識人。
作品や人物像は、確かにロックだ。反骨精神も持っていて、世間を斜めから見ている。そして何よりも攻撃的だ。だが、それも常識の範囲内だし、裸になったり、暴れたりまでは出来ない。「売れなくてもいいから自分たちのやりたいことをやる」他の文人と違い、「売れるために路線変更」している。そのためか、国民的な人気を保っている。
でも、萩原朔太郎や無頼派の面々は、ヴィジュアル系や、アングラなロックである。
常識を蹴破って、社会に対する不満や、陰鬱な内情などを表現する。何もかもをかなぐり捨てて、裸になって大暴れし、自分たちのやりたいことを大いにやってのけている。その為、作品は万人受けしない。一般ピープルから見れば、「キモイ」「暗い」と思われる。だけど、心の闇を持つ若者にとっては、お笑い番組を観ても、AKBの前向きな歌詞を聴いても、スポーツ選手が頑張っている姿を見ても、心は満たされない。「あたしは、俺は、こんなに頑張っているのに」と帰って欝になるだけ。だが、朔太郎や無頼派の作品も、アングラなロックも、決して見捨てない。表現は不器用でも、素直さはなくとも、心の闇を持つ若者たちと呼応し合っている。
実を言うと、自分も流行の曲や娯楽などにはここ十年間殆ど興味がなく、あらゆるロックに、或いは文豪の作品に、自分の心の拠り所を求めていた。その状況と似ていると思っていたから、今回このようなことを書いた。
 
元はお笑い芸人が好きで、高校生の頃から様々な芸人を追いかけてきた。
でも、二年ほど前から、心が満たされなくなった。
今でもお笑いや芸人は好きだ。時々Twitterに芸人の話題を書くことがある。
でも、どの番組を見ても、以前ほど笑えないし、何となくつまらない。
純粋なお笑い番組が減り、クイズやゲームの番組が増えた。
芸人の出番は一部を除いて減り、48系のメンバー、おバカアイドル、子役、オネエ系などの出番ばかりが増えた。それらの番組は、大抵出演者同士が笑い合っている。けれども、こちらには何ひとつその面白さが伝わってこない。
例えて言うなら、友達になりたくて話しかけたけど、
「うちらだけの秘密~。あきつさんには教えないよぉ~」
そう言われているように思えて、かえって悲しくなるのである。
そんな番組を見ているよりも、文豪の作品を読んでいる方が、自分にとっては心の支えになる。共感できる。
「苦しんでるのはキミだけじゃないんだよ」と励ましてくれるように思える。
時に、「マイカちゃんの苦しみなんかちっぽけだよ」と言われているような気分になる。
時に笑わせてくれる。時に思いっきり泣かせてくれる。
 
【追記】
上記で、「AKBの曲は明るく前向き」と書いたが、AKBだって、やはり心の満たされない人たちを元気付けるものだと思う。
今でこそ小中学生にもファン層が広がったAKBだが、元々のファンの殆どはアキバ系のヲタクだし、メンバー自身も学生時代は暗くて、おとなしかったという人が多い。それでも自分の殻に閉じこもろうとせず、自分を変えようと努力して、垢抜けていく。そんな女の子たちの成長が評価されているし、男たちも元気付けられて、精神的に垢抜けていくのではないだろうか。
所謂「AKB商法」や、どんなジャンルにも手を出す姑息さは嫌いだが、これまでのアイドルになかった(ピンクレディーしかり、聖子さんしかり、全盛期モー娘。しかり、元々がクラスの人気者であった人が多かった)、女の子たちの自己啓発には感心する。
 
【追記の追記】
現CanCamモデルの久住小春さんが、「モーニング娘。はモデル活動をするための踏み台」と言ったらしい。
モー娘。だけでなく、何でもそうだと思う。モデルや歌手志望は、そのままデビューしても話題性にかけるから、モーニング娘。やAKBを踏み台にしている。近年デビューしたメジャー志望の野球選手たちが、日本のプロ野球を踏み台にしているのに似ていると思う。本当にそこのメンバーと一緒に歌いたいのに、日本の球団でプレイしたいのに、それらが叶わない人たちは山程いる。しかし、悲しきかな、その夢を叶えた人たちにとっては、次のステップへの踏み台でしかない。これが現実である。「夢を叶える為のプロジェクト」の真意が問われている時なのではないだろうか。

物のありがたみ

2013年03月28日 00:00

 

またイヤホンが壊れた。朝は普通に使えていたのに。
今使ったら、片方から音が出なくなって、プラグを差している角度を変えたら、ラジオのような聴こえになり、音が乱れる。
このイヤホン、高かったのに! 1,280円もしたんだぞ! 高いイヤホンを買っても、すぐに音が乱れる。また買い直し。
靴もそうだ。ヒールを買えばすぐにヒールが折れ、パンプスを買えばすぐに靴の裏が剥がれ、グラディエーターサンダルを買えばすぐに一部分が外れる。
スニーカーは比較的持ちがいいが、持ちがいいというよりは、ただ単に履かないからかも知れない。
とにかく、靴が壊れるたびに、また新しいものを補充して、そのたびに買い直している。
学生の頃はすぐに物に飽きて、筆箱でもペンでもわざとに壊したりしていた。そのたびに新しいものが買えるのが楽しみだった。
だが、今は壊れるとつらい。それなのに、靴でもイヤホンでも勝手に壊れてくれて、月一回は買わなければならない。新しいものを買える喜びよりも、古いものが壊れてしまったショックの方が大きいのである。
それはどうしてか。自分が年をとって、単に新しいもの好きではなくなったからかも知れない。
でも、一番の理由は、自分で稼いで、少ない給料でやりくりするようになっていることだと思う。
学生の頃は殆ど親に買ってもらっていた。だから、もののありがたみなど知らなかった。
でも、今は買ってと言っても買ってくれない。よしんば給料日前などになって急に欲しくなったとき、ねだろうものなら、
仕事して給料もらってるんでしょ、だったらその給料でやりくりしなさいよ、そう言われるだけである。
学校を卒業して、実際自分でお金を稼ぐようになって、はじめてわかる物のありがたみ。
改めて、それを痛感した。

 

何がウザいのか

2013年03月13日 00:00
 
朝から吐き気がした。
それが何故なのかはわからない。
「新しいプログラムが利用できます」
ウィンドウズアップデートが、毎日のように忠告してくる。本当に鬱陶しい。
新しいプログラムなんか使えなくていい! それなのに、使わせようとするのは何故かね?
正直を言うなら、
「新しいプログラムをダウンロードして下さい」
と、お願いになり、
「新しいプログラムをダウンロードしろ!」
と命令になり、
「新しいプログラムをダウンロードしなきゃ、このパソコン死ぬわよ」
とどこかの占い師のような口調になり、
やがて強制的に落とされる、くらいのウザさがこのアップデートにはあると思う。
とにかく、作業を中断されるのがいやなので、ゆっくり休みが取れる日の夜にでもアップデートする予定だ。
 
 
今日は、図書館で作業をした。
壁に向かったテーブルに、ノートパソコンを繋げて、作業をしていた。
その時、急に誰かが自分の顔を覗きこむので、振り返ったら、ブレザー姿の見知らぬ少年がいた。
少年の胸元には、「○○特別支援学校」と書かれている。
他にも似たような制服の子が何人もいたので、恐らく、遠足か社会見学であろう。
彼の横にはお母さんがついていて、優しい口調で「そうた(仮名)くん、ダメでしょぉ~!」と注意をしていたが、こちらには会釈すらしない。
今の親ってあんなのばっかりなのだろうか?
勿論、少年の態度にも怒っているが、それ以上に、母親の対応に閉口した。
 

あの日を忘れるな!

2013年03月11日 00:00
14:46、黙祷した。
この時間まで、震災で亡くなった人たち、今でも余震で苦しんでいる人たち、彼らのことが頭を過ぎっていた。
あの日のあの時間まで、夢を持って生きている人たち、幸せに生きている人たちがあの場所には沢山いた。
だけれど、途轍もなく大きな波が、彼らの夢を、幸せを、人生を、一瞬にして丸呑みにし、流していった。
彼らに何の罪があったのだろうか。考えただけでも涙が出てくる。
 
それと、東北三県、しかも沿岸部のことばかりが取り上げられているけど、実際には東日本は全部被害にあっているはずである。東京周辺では、電車が動かなくなって帰宅できない人は何十万人もいたし、モノを作る工場も沢山壊れた。あれやこれやと生産が出来なくなった。
「ガンバレ日本!」なんて笑顔でエールを送っていた芸能人たちだって、本当はみんな揺れを体感した、怖かった、苦しんだはずである。
被災地から離れた名古屋や大阪、岡山などでも揺れは激しかったそうだし、九州でも大分や阿蘇の方は震度2だった。
幸い北九州では被害がなく、揺れたとしても震度1くらいだったんだろうけれど、それほど大きな地震を、見て見ぬ振りは出来ない。明日は我が身かも知れない、そう思っていた。
あの日から早くも二年が経つ。
 
今でも被災地、いや、これでは東北三県でしか被害がなかったように思えるので、「被害の特に激しかった場所」と言い換えることにする。
その地区に住んでいるたちは、今でも余震に苦しんでいる。避難所暮らしを強いられている人たちも沢山いる。
それなのに、もうみんなの心の中から忘れられているのだろうか。
去年は誰もが「3月11日、この日を絶対に忘れない」と言っていたのに、今年はそうでない人も多かった。
震災のことはそっちのけで、「マリコ様、誕生日おめでとう!」なんて無神経なツイートをしている人までいて、腹が立った。
(今日はAKB48の篠田麻里子さんの誕生日でもある)
誰もが苦しんだはずのあの日のことを、たったの二年で簡単に忘れることが出来ようか。
マリコ様だって、「あたしの誕生日より被災地で亡くなった人たちのことを考えてあげて」
そう思っているはずだ。
あの日のことは、決して忘れてはならない。
そして、前を向いて生きよう。
 
【追記】
今でも毎日のように、岩手県・宮城県・福島県で震度4以上の余震があっています。
そのニュースを見るたびに、胸が痛みます。今でもあの日のことがフラッシュバックしてきます。
頑張っても、頑張っても、海は、大地は救ってくれない。
いつになったら、あの地域の人々は笑顔を取り戻せるのだろうか。
どんな政治家でも解決できない問題が、いつか解決されることを願うばかりです。
 
【追記】
今日、『コトバコ』というサイトで、こんな言葉を見ました。
「失ったものばかり数えるな! 無いものは無い! 確認せい! お前にまだ残っているものは何じゃ!」
漫画『ワンピース』に出てくる台詞です。
実際原作は読んでいます。
けれど、この台詞が改めて、今生きている日本のみんなへのメッセージのように思いました。
あの日のことは、勿論忘れてはいけません。だけれど、残されたみんなが出来ることは、前を向いて精一杯生きることなんじゃないかって思えたのです。
みんな、一日一日を一生懸命生きましょう。
 
【追記】
震災のせいで結婚を遅らせた、震災のせいで離婚した、震災のせいでバンドをを解散した、震災のせいでイベントを終わらせた……。
この二年の間で、そんな芸能人が沢山いた。
何でもかんでも震災のせいにするなよ!
 
 

イライラの後は……

2013年03月09日 00:00
最近、イライラすることばかりだ。
パソコンは、最初は使い勝手がよかった。
回線に繋ぐにしても、速度が速かった。
それなのに最近は、「アップデートしますか?」が頻繁に出てくる。別に最低限の機能が使えればいいので、「いいえ」を選択しても、勝手にアップデートされている。
そのお蔭で、インターネットはすぐに切れるわ、立ち上がるのが重くなるわ。
「現在お客様のパソコンのOSはウィンドウズ7ですが、無料で8にさせて頂きます」とかだったら、別にされちゃって構わない。だが、残念ながら、そんなに都合よくはない。
(よしんばそういう機能があれば、誰もが8に変えてる。そうなっていなくて、未だにXPなんかが使われているくらいなのだから、そんな機能はないのだけれども)
アップデートされて、少し機能が追加されているといっても、本当に微々たるものだ。そのために、いろんなことに負担がかかるのなら、大迷惑である!
 
あと、スマホが勝手に動くのにもイライラする。
「機械のくせに心がある、勝手に動いては人に迷惑を掛ける」という意味をこめて、『アトム』という愛称をつけてやった。
手塚治虫氏が描いた、元ネタのアトムはとても優しい心の持ち主なんだけどね。こちらのアトムは……。
でもアトムって、パンツ一丁なんだよね。某「おっぱっぴー」の全盛期のようないでたち(最近は服を着ることが増えたが)。
カバーを掛けない、裸でうろうろしている、というのも一緒か。
 
イライラしたあと、NAVERまとめで、
「卒業式に○○来た! もーびっくりして涙引っ込んだ!」
という記事を見た。
この春卒業する、とある高校三年生が、
「卒業式にGackt来た! もーびっくりして涙引っ込んだ!」
と投稿したツイートから派生して、色んな有名人やキャラクターがサプライズゲストとして登場するものである。
その中に、我らが芥川龍之介もあって、サングラスをかけた龍之介がかっこよかったのだが、羽織の丈が少し短いような。
それに後ろは室生犀星か佐藤春夫にしておいた方がよかった。超有名人と、文学好き以外には殆ど知られていない人を対比させるべき!
よしんば太宰でもいいんだけど、その場合「ついでに太宰も来た!」(おいおい、俺はついでかよ!)という続編を描いた方がいいと思う。
「ついでに夏目漱石も来た! ついでに森鴎外も来た! ついでに谷ざ……ry」と延々と続いていくのも面白かったかも知れない。
自分だったらそうするな。時間が許せば、だけど。
あれらの中で個人的にMVPをつけるとなれば、「東海道線が卒業式に!」。東海道線の動きが出ていた分、リアリティがあった。
でも、久々に面白いものを見れてよかった。

文壇ネタbotの龍之介が……

2013年03月04日 00:00
文豪ネタbotで、ミスチルの『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』を歌っていた龍之介がかっこよすぎる。
目がハートになりましたわ。いや、マジで。
ただ、めっちゃ音痴だったけど……orz
龍之介が登場するネタで一番よかったのがそれ。
あとは、息子関係。息子とスギちゃんのネタやっていたのと、
第一希望から第十八希望まで書いていたやつくらいかな。
 
正岡子規の「英語苦手」キャラ、夏目漱石の「アナログ人間」キャラ、
田山花袋の「モテない」キャラ、江戸川乱歩の「引きこもり」キャラ、
谷崎潤一郎や三島由紀夫の「変態」キャラ、宮沢賢治の「農民」キャラ、
太宰治の「嫌われ者」「自殺したい」「ダメ人間」キャラ……
など、他の文豪はキャラが定着しているけど、龍之介はそれがないしな。
自殺こそしたけど、太宰に比べたらずっとイメージは明るいし。
龍之介は人に引っ張られるよりも、引っ張るタイプだし、
人間性がしっかりしているからかも知れない。
 
あとこれ、ネタじゃなくてリアルな話。
「美しい唇ランキングで優勝してしまった」というのがあったが、
リアルに文豪のイケメンランキングで優勝している!
これを知ったのは、まだ文豪にはまる前だったけれど、
龍之介が一位だったのに妙に納得したな。
だって、8歳のときの自分が一目惚れしたのだもの。
中学校のとき、まったく読書をしない、ギャルっぽい同級生が、
「芥川龍之介、めっちゃかっこいいやん!」
と言ったのを覚えているんだもの。
龍之介はかっこいいんだよ。
あたし個人的には、○ャニーズの人たちよりも、○XILEのメンバーよりもかっこいいと思ってる。
ただ、何故太宰が4位なのか、何故朔ちゃんが9位なのか、このふたりが低すぎるのと、
何故か川端康成が8位なのと、宮沢賢治が圏外なのとが、不思議でならない。

芥川龍之介様お誕生日おめでとう!

2013年03月01日 00:00
芥川龍之介氏の誕生日を風呂の中で迎えてしまいました。
「大の風呂嫌いで、滅多に風呂に入らなかった」人なのに。
 
今日は、自分の誕生日でも食べないケーキでお祝いしました。
天国の龍之介さんは、文ちゃんや文壇仲間に囲まれて、いいお誕生日が迎えられているといいですね。
 
 
ところで、今年の誕生日イラストです。
去年、龍之介のふるさとにスカイツリーが出来たので、スカイツリーを背景にしました。
Tシャツの121は、今年で生誕121周年だからです。
本当はTシャツだけにしようかと思いましたが、まだ3月で肌寒いので、重ね着させちゃいました。
 
この画像とは裏腹に、今年も3月1日は雨です。
龍之介さんって、意外と雨男!?
 
 
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